こんにちは。
国境のない粉モノ教室 Ys Table おおきもとようこ です。
横浜の観光地としても有名な横浜中華街。
高校が近かったこともあり、定期テストが終わると中華街へみんなで流れて
肉まんをほおばったり、杏仁豆腐を食べたり。
制服に肉まん片手の女子高生(笑)
懐かしい学生時代の思い出の街です。
さて、今日は、そんな中華街で今人気の点心、飲茶についてのお話です。
目次
1.点心と飲茶について
中華料理で思い出すのは、せいろから立ち上がる湯気。
つやつやの焼売やぷりぷりな海老餃子ではないでしょうか。
「点心」や「飲茶」はこの料理のことを指していると思っていたのですが、
実際、上海に住んでみると、それだけでないことがわかりました。
それは・・・
2.点心とは
もともと「点心」とは、中国語で「軽食・間食」という意味。
「軽食・間食」というと、多くの日本人がイメージするのは、午後3時のおやつ。
ですが、ここはもっと広く分類して、
「主菜」と「湯タン(スープ)」以外に分類される食べ物をすべて、「点心」と分類しています。
中国では外食文化が盛んで、朝から外食という人も多いので、
時間帯によっては呼び方もかわってきます。
・朝食は早点(ザオディエン)
・午後食べるときは午点(ウーディエン)
・夕飯に食べるとき晩点(ワンディエン)
レストランのメニュー表を見ると、
早点にはあったのに、午点にはない!とか、
値段も違っていることもあるので、
食べたいものがあるときはぜひ事前に時間のチェックをオススメします。
3.点心の種類
点心は大きく分けて4種類。味などによって区分されています。
甜点心(テンテンシン)
甜 の字の右側は「甘い」という字ですね。
字の通り、甘い物という意味で、主に甘味の点心を指します。
ごま団子、桃饅頭の他、杏仁豆腐、マンゴープリンなど、
デザートとして登場することが多いでしょう。
鹹点心(シェンテンシン)
鹹、同じくこちらは塩味を意味します。
甘くない、しっかりした味付けの点心です。
日本で人気の点心といったら、こちらの餃子や肉まん、小龍包が多いですね。
稲作ができない、粉栽培しかできない土地で、
中に何も入っていない「饅頭まんとう」は主食として食べられていました。
小吃(シャオチー)
小皿などに盛られて正式の食事の時間以外で提供されれば、点心という事になります。
エビチリ、酢豚、そしてチャーハンやお粥も小吃に分類されます。
普段頼みにくい料理も食べやすいサイズで注文できるので便利です。
果子(グオズ)
漢字そのものの意味は「果物」を指します。
最近は改善されたようですが、
地域によっては水事情が悪いので、夏のすいかは水代わり。
お会計を頼むとスイカが皿に盛られて登場するのが印象的でした。
その切り方が独特で、みんな1cmほどのうすいスライス。
上海に住んで以来、我が家のスイカは1cmカットです(笑)。
種もぷっと取り除きやすく、口元もべたづきません。
ぜひやってみて下さい!
4.飲茶とは
「飲茶」とは点心を食べるスタイルのことを意味します。
そう、この「飲茶」は、「お茶を飲みながら点心を食べる」という意味なのです。
日本語では説明しにくいのですが、訳すとすれば
「飲茶をしにいこう」
が一番正しい表現かもしれません。
このスタイルが登場したのは明の時代からというから驚きです。
当時から今日まで、様々な点心がつながっていると考えると、
食文化は本当に奥深く、楽しいですね。
「飲茶」は香港、広東を中心に流行したスタイルなので、
人の移動と共に、そこから海外へ広まりました。
アメリカに移り住んだ香港、広東の人々は、各地に中華街を作り、
そこでこの飲茶文化が花開きました。
この点心は英語で「Dim Sum ディムサム」といって、
やはり、お茶を飲みながらのスタイルが受け継がれています。
NYマンハッタンのチャイナタウンも有名ですが、
より現地に近いチャイナタウンといえばフラッシング。
香港、広東、韓国そして英語がミックスした街がひろがります。
ある週末、マンハッタンのチャイナタウンに本店がある
Joe’s Shanghaiという小籠包屋さんのフラッシング店に行こうということになりました。
目的はこの店で朝食。
本店は、いつも観光客で賑わっていて入れないので、
地元民が多いこの店ならば・・・と思い、出かけたのですが、
たまたまその日はみんなで寝坊をして、
フラッシングの市営駐車場に着いたのが10時頃。
こうなるともう車社会のアメリカ、満車でどこにも入れません(笑)!
週末、地元民も楽しみにしている飲茶。
地物民向けの店の多いフラッシングですることといえば、
朝食を食べ、中華系スーパーで買い物。
終わったら、また午点を食べる。
みんな考えることは一緒なので(笑)、
こうなると午後3時頃までは駐車上は空くことはまずありません。
しばらく、周りの駐車場を回ったのですが、
どこも空いていなくて、すごすご帰った記憶があります。
これを教訓にして、9時には着くようにしました(笑)
5.飲茶をしにいこう!
日本でも人気の飲茶。
お店に行ったら、まず好みのお茶を選びましょう。
元々は香港、広東で広まった習慣なので、ご当地のお茶が定番です。
上海では緑茶寄りの烏龍茶が好まれるのに対して
広東の烏龍茶は発酵度が高く、黒いモノが多いですね。
ジャスミンのお花で沈香した爽やかな香りのジャスミン茶。
広東ではやはり少しクセがあるプーアル茶も好まれます。
お店によってオーダーの仕方が違いますが、
一般的には、オーダー表に欲しい数だけ書いて、店員さんに渡します。
あとはアツアツを待つだけ!
日によっては麺やおかゆもいいですね。
新聞を読みながら、おしゃべりを楽しみながら、
味の異なる点心を少しずつゆっくり味わう。
飲茶は時間を楽しむ中国の文化です。
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