こんにちは。
粉モノを楽しむ Ys Table
おおきもとようこです。
==========
お正月、元旦の朝はお雑煮。
と我が家では決まっています。
昆布と鶏からとった透明なお出しに
あれば小松菜、または水菜。
大根とにんじんの千切りを入れたシンプルなお雑煮です。
器にお餅がつかないように、
一碗ずつ、輪切りの大根の薄切りを入れるのを
忘れないようにしないと!
来年の忘備録のために、ここに書け留めておきますね。
お雑煮あるあるでよく聞く話が
餅の形や、味で大げんか!
お陰様で、共に関東人。
「鶏肉、大根、にんじんの醤油味の雑煮」という点で両家一致。
どうにかうまく納まっているようです(笑)
元旦の昼には、地域のお餅つきが毎年あったのですが、
今年は財政難?
悲しいかな、なくなってしまいました~!
担当して下さる方々が毎年臼と杵でついてお餅をつく様子は
今となってはなかなか見る機会も少なくて、
大人の私も楽しみにしていたので、残念です。
仕方ないので、お昼は自分で角餅を鍋にぽとんとおとし、
きなこをまぶしていただきます。
==========
そういえば先日、
この「きなこ」を買いに行った時のこと。
通路で、こんな会話が聞こえてきました。
「きなこってなんの粉?」
えー?きなこって、最近食べないのかな?
そう、きなこは味噌に醤油、
様々な日本の食卓に欠かせない
アレの粉なんです!
きなこは、大豆の粉!
そして、その大豆が乾燥する前、
未熟のうちの豆が、
いま、世界でその栄養価が評価され、
「エダマミー edamame」
と叫ばれ、
すっかりアメリカのスーパーにも入り込んだ
「枝豆」
なんですよ!
ご存じでしたか?
枝豆には、この茶色以外にも
緑色のキレイな「青大豆」や
味が濃い「だだ茶豆」などもあり、
品種ごとに特徴がありますね。
==========
ずいぶん前のことになりますが、
私が南米で過ごしていた時のこと。
指折りの農業州の州都でもあったその街は、
ちょっと街を離れると
道の両脇、ずーっとずーっと、大豆畑!
夏は緑で、秋は茶色。
座高の低い子どもの車窓の風景は
その色だけが印象深く、映っていました。
私の記憶が確かならば、
父の仕事場はこの大豆油の研究員で、
たまに訪れた工場は、どこもかしこも大豆油のにおいと
ビーカーなどがならぶ研究室の光景。
当時は子どもだったからわかりませんでしたが、
大豆油があったのなら、
市場にも「きなこ」とか「枝豆」とかも売っていたのかしら?
日系の方も多い国だったので、もしかしたらあったのかも?
今となっては全く検討もつきませんが、
元旦のきなこから
こんなことを思い出してしまいました。
この記事へのコメントはありません。