こんにちは。
粉モノを楽しむ Ys Table
おおきもとようこです。

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お正月、元旦の朝はお雑煮。
と我が家では決まっています。

昆布と鶏からとった透明なお出しに
あれば小松菜、または水菜。
大根とにんじんの千切りを入れたシンプルなお雑煮です。

器にお餅がつかないように、
一碗ずつ、輪切りの大根の薄切りを入れるのを
忘れないようにしないと!

来年の忘備録のために、ここに書け留めておきますね。

お雑煮あるあるでよく聞く話が
餅の形や、味で大げんか!

お陰様で、共に関東人。
「鶏肉、大根、にんじんの醤油味の雑煮」という点で両家一致。
どうにかうまく納まっているようです(笑)

元旦の昼には、地域のお餅つきが毎年あったのですが、
今年は財政難?

悲しいかな、なくなってしまいました~!

担当して下さる方々が毎年臼と杵でついてお餅をつく様子は
今となってはなかなか見る機会も少なくて、
大人の私も楽しみにしていたので、残念です。

仕方ないので、お昼は自分で角餅を鍋にぽとんとおとし、
きなこをまぶしていただきます。

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そういえば先日、
この「きなこ」を買いに行った時のこと。

通路で、こんな会話が聞こえてきました。

「きなこってなんの粉?」

えー?きなこって、最近食べないのかな?

そう、きなこは味噌に醤油、
様々な日本の食卓に欠かせない
アレの粉なんです!

きなこは、大豆の粉!

そして、その大豆が乾燥する前、
未熟のうちの豆が、
いま、世界でその栄養価が評価され、

「エダマミー edamame」

と叫ばれ、
すっかりアメリカのスーパーにも入り込んだ

「枝豆」

なんですよ!
ご存じでしたか?

枝豆には、この茶色以外にも
緑色のキレイな「青大豆」や
味が濃い「だだ茶豆」などもあり、
品種ごとに特徴がありますね。

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ずいぶん前のことになりますが、
私が南米で過ごしていた時のこと。

指折りの農業州の州都でもあったその街は、
ちょっと街を離れると
道の両脇、ずーっとずーっと、大豆畑!

夏は緑で、秋は茶色。
座高の低い子どもの車窓の風景は
その色だけが印象深く、映っていました。

私の記憶が確かならば、
父の仕事場はこの大豆油の研究員で、
たまに訪れた工場は、どこもかしこも大豆油のにおいと
ビーカーなどがならぶ研究室の光景。

当時は子どもだったからわかりませんでしたが、
大豆油があったのなら、
市場にも「きなこ」とか「枝豆」とかも売っていたのかしら?

日系の方も多い国だったので、もしかしたらあったのかも?

今となっては全く検討もつきませんが、

元旦のきなこから
こんなことを思い出してしまいました。

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