こんにちは。
国境のない粉モノ教室
Ys Table おおきもとようこです。
今日は、8月のオンラインレッスンに登場する
中国でもっとも難しい漢字を使う!
「ビャンビャン麺」についてご紹介します。
目次
1.粉食の多い中国北部と、米食の多い中国南部
広大な国土を持つ中国。
東西に走る何本もの河川を境に、
北は粉栽培が、南は米栽培が盛んになっていきました。
国土が広い上に、
今のように交通網が発達していなかったこともあり、
長い期間、それぞれの土地にあった作物が
代々伝わったのでしょう。
自然と、
北部は小麦粉を中心とした粉食が、
そして、南部は米食の文化が広まっていったようです。
確かに北部は粉モノレシピが多いですね。
2.ビャンビャン麺は陝西省(せんせいしょう)の郷土料理
その中で、今回ご紹介するのが、
中国中央部に位置する陝西省(せんせいしょう)の郷土料理、
「ビャンビャン麺」です。
私が中国の麺料理について調べていたとき、
いくつかのキーワードに出会いました。
それは、日本のそばやうどんのように切って作る
「切麺(チエメン)」と
引っ張って作る
「拉麺(ラーメン)」。
「切麺」は、長い麺棒で生地を広げ、折りたたみ、
専用包丁で切るタイプ。
このタイプは生地の水分量が少なく、麺棒や機会で伸すことから
均一な食感が生まれます。
また、包丁で切ることから、麺に「角」が生まれ、
スッキリとした喉ごしがあるように感じます。
それに比べ、「拉麺ラーメンラーメン」(のばす麺)は
小麦粉を塩と水で練って生地を作るトコロまでは一緒ですが、
油でコーティングし、それを伸ばすので、
麺に独特の「丸み」があります。
ビャンビャン麺は別名「ベルト麺」、
幅広な生地をひっぱり(拉・・・伸ばして)麺状にしていくのが特徴です。
作り方は「そうめん」のようで、
食感は、群馬の「ひもかわうどん」や愛知の「きしめん」に似ていますね。
麺台に打ち付け、引っ張る時に、「ビャンビャン」と音がすることから
「ビャンビャン麺」とよばれるようになったとか。
実際に伸ばしていくと、
しっかりと寝かした生地は、オモシロイほどよく伸び、
台に打ち付けると、はっきりと「ビャンビャン」と音がします(笑)。
タレは、唐辛子や醤油、酢に花椒などをボールに入れ、
熱々の油を注ぎ入れて作り、
その上に、肉や魚をのせて、全体を混ぜて食べる。
いわゆる「油ポー麺」(ヨウポーメン)とよばれる、汁なし麺スタイルが主流です。
上にのせる具材によってメニュー名が何十種類に増えるので
なかなか覚えきれません!
今回のオンラインレッスンでは、
家庭総菜の定番、トマトと卵の炒め物を麺タレと合わせる
「油ポー麺」(ヨウポーメン)スタイルで召し上がっていただきます。
3.書き順が難しい!58画のビャンビャン麺
今回この麺をご紹介するにあたって、「ビャン」の字をPCに入力できませんでしたが、
とりあえず練習してみました(笑)
そちらの動画はまたべっとご紹介しますwww
レッスンの際は、ぜひ書き方をご披露できるようにしたいと思っていますので、乞うご期待!
数年前まで、西安の家庭で食べられていたフツーの麺が、
今や日本のアメ横で長蛇の列ができる人気店になっているとは
きっと誰も想像もしていないのでは?
そして、それがオンラインレッスンで自宅で作られているというのだから、全く不思議な話ですね!
一体だれが、西安と自宅がつながっているなんて想像したのでしょう?
いつか本場西安で兵馬俑をみて、街の食堂でこの麺を食べてみたいと
密かに思っているところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
==========
◇8月オンラインレッスン◇
包丁のいらない麺作り!ビャンビャン麺とトマトと卵の炒め物
詳細・お問い合わせはこちら↓↓↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/online-byanbyan-tomato-egg
◇LINE公式アカウント始めました。
ご登録はこちらから
・https://lin.ee/vYOKC6k URLからどうぞ
・または@ystable555
この記事へのコメントはありません。