こんにちは。
NYローカルのパンとスイーツを楽しむパン教室
Ys Table おおきもとようこ です。
今日、6月27日は全米パーチメントペーパーの日❤!
パンやお菓子を焼くときには絶対必要なアイテムの一つ,パーチメントペーパー!
聞きなれない名前かもしれませんが、パンやお菓子などがオーブンの天板にくっつかないように、「敷き込む紙」のことです。
コレ⬇︎です!(やきあがったばかりなので、シワシワですが)最近は、無漂白タイプも見かけますね。
この「パーチメント」、元々はヨーロッパで多く使用されていた羊や牛などの皮を加工して作られた材料のこと。
日本語ではそのものズバリ!「羊皮紙」。
この耐油性、耐水性のある丈夫な紙は当時はとっても高価で、布教のための聖書に利用されたり、更に装飾も加わえられたりと、まるで美術品のように扱われていったようです。
博物館などで、表紙に宝石や金銀細工をほどこした豪華な聖書を見たことがありませんか?
中の薄いページは、このパーチメントだったのですね。
時は流れ20世紀に入り、商業化が進み、多くの人が利用できるようになってからは、その繊細さを利用した「パーチメントクラフト」という名のクラフトも確立しました。
アメリカのアンティークショップには、カードだけを集めているコーナーがあって、何度か見かけたことがあります。
目打ちのようなものを使って、絵を描いたり、浮き彫り加工を施したり、まるでレースのような仕上がりのグリーティングカードはとても人気が高く、丁寧に額装されているモノもありました。
両面コーティングされ、しかも耐熱加工がされているので
ベーキングには絶対かかせないマストアイテム!
私はどのようにしようしているのか・・・といえば
トップ写真のようにオーブンシートとして利用したり、
ベーグル生地を茹でる時の敷紙に使ったり。
パウンドや、ラウンド型のような焼型の敷紙にも使っていますね。
レッスンでは、生徒さんお一人ずつ記名していただいて、ご自分の作ったものがわかるようにしています。
それから、アイシングにもよく使います。
たっぷり絞るときは大きな使い捨てビニール製絞り袋を利用するのですが、
三角にカットしてコルネ型を作り、そのまま口金をはめ込みます。
「動物のおめめ」とか「お花のめしべ」のように、ちょっとだけ絞りたいときには便利です。
アメリカでは似たような商品に
Freezer paper フリーザーペーパー
最近はラップや、フリーザーバッグの普及で、見かけなくなりましたけれど、片面のみコーティングされている白紙のことです。肉屋さんや魚屋さんの店頭販売で多く使用されていました。
食品があたる面は加工されているのでドリップが流れ出にくく、また加工されていない反対の面は書き込みができます。
また、キルティングや、パッチワークにも欠かせないアイテムになっています。
Wax paper ワックスペーパー
こちらは、両面に水分を通さない加工がしてある紙のことです。ただし、耐熱温度が低くなっています。
スーパーのドーナッツコーナーなどには、よくこのボックスが置いてありました。(たいてい空!・・・笑)
運良く数枚手にできたら、それを使ってドーナッツをつかみビニールに入れます。
で、そのままレジへ・・・といった具合です。
この2種類の紙は、どちらもそっくりなロール状の白い紙が売られているのですが、
耐熱温度が低いので、焼くと熱で溶けるだけでなく,
火を噴くこともあります!
せっかくの成形も水の泡〜〜💦
お買い求めの際は、お気をつけて!!
生活必需品のように我が家に必ずあるパーチメントペーパー!
粉同様に、切らしたら、も~大変!さっそく、在庫調べてきます(笑)
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