こんにちは。
もう一度食べてみたい!
NYローカルのベーグル・デリ・スイーツを再現するパン教室
Ys Tableワイズテーブル
おおきもとようこ です。
初めてフレンチトーストを食べたのはいつですか?
私が始めた食べた・・・というより「フレンチトースト」という食べ物を知ったのは、アノ映画を見たからかもしれません。
そう、Kramer vs Kramer
(クレイマー対クレイマー離婚事件・・・なんとも堅い邦題なんでしょ)
舞台はニューヨーク、マンハッタン。
ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが演じるクレイマー夫妻の離婚劇を描いたちょっと切ない物語です。
理解のない夫テッドから離れ、妻ジョアンナが自宅を出て行くシーン。
最初に見たときは学生だったので、エレベーターに駆け込む彼女に
単に「スーツケース忘れてるよ~」とぐらいにしか思わなかったけれど、
今となっては、最後までジョアンナの話に耳を貸さない夫のセリフにも注目してします(笑
テッドと息子ビリー。
二人っきりの朝食に、作ろうとするのがこのフレンチトースト。
フライパンの場所もわからず、卵もうまく割れず、
案の定、テーブルの上は悲惨な結果に。
なんでもできるお父さんを一生懸命に演じるテッドが、妙に悲しくておかしくて。
それを見つめるビリーの悲しげな瞳が無邪気過ぎて。
きっと幼くてもこの状況がわかっているのでしょうね。
それも年月を重ねるごとに、2人のコンビネーションも良くなりフレンチトーストもだんだんおいしそうに❤
そしてついに母親に親権が渡り、ビリーを迎えに来るのですが・・・。
映画の中で面白いのがやはりキッチン。
だいたい卵液を作るには小さすぎるコーヒーカップにはベタにTEDのプリント。
真っ白なオーブンはフライパンが入ってしまうくらいBIG SIZE!
クウォーターサイズの牛乳はビタミンD入り!
フレンチプレスに無理無理いれているコーヒーの粉は、NY定番コーヒーメーカー、Chuck Full o’ Nuts。
フレンチプレスの後ろには料理本が2冊見えますが、よく目をこらすと時代がわかります。
一家に一冊はあるというアメリカの定番料理本、JOY!
料理家としても有名なジュリア・チャイルド著のFrom Julia Child’s Kitchen (1975)
もちろん、今でもこのコーヒーと2冊の本は買うことができますよ。
あのかわりいビリーを演じたジャスティン・ヘンリーは当時8歳。現在46歳。
さらさらヘアーと人を引きつける笑顔は今でも健在です。
さて、今日は口の広いボールでフレンチトーストを作っちゃお!
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