こんにちは。
NYブランチとアメリカンスイーツ
ときどき点心教室
Ys Table おおきもとようこ です。
ーーーーーーーー
今週は中国の旧正月、春節のスタートです。
2019年は2月5日が元旦になります。
春節と言えば、水餃子。
小麦粉が豊富に取れる北方保では、
家族が集まる、おめでたい席では水餃子。
わいわい、賑やかにたくさん作って振る舞われる食べ物だそうです。
中国で暮らすことになって、ビックリなコトはいろいろありましたが、
なかでも大変だったのは、毎日の食事作り。
給食に慣れていたので、まずはお弁当箱を持って引っ越しました。
当時、子ども達の学校は毎日のお弁当!
早朝のバスで集団登下校するのですが、
学校は我が家から約1時間。
構内販売があるわけではないので、
万が一、お弁当を持ち忘れたら大ごとです。
しかも、
日本人学校なので、門の中は日本国内と同様の扱い。
ここで、海外の日本人学校事情を少し説明しますと、
学校の壁は国境と同じ。
学校の敷地に入ったらそこは日本、治外法権が生じるのです!。
つまり、亡命者がいつ入ってくるかわからないというのです。
実際に危険を感じる場面が何度かあり、
そのたびに警備が厳重になったことがありました。
ホタンで開閉される
背の高い、重厚な門の前には複数の門番さん。
そうなると、忘れたお弁当を届けるのも簡単ではありません!(話はそこ!)
(というか、昼時に来ること自体、お弁当渡しに来たのがバレバレなんですけど)
この際、正直に言いますと、
後から持って行ったのは一度だけではありません・・・(汗)
道がそれました。本題に戻ります。
それくらい、毎日お弁当を持たせるのが大変だった!
という話なのですが(笑)
中国国内の外国とまで称される都会なので、
日系スーパーに行けば、それなりに日本から輸入されたモノが
たーくさん売られています。
ただし、かなりのお値段で(笑)。
やはり新鮮な野菜、生活雑貨となると
現地スーパーの方が断然安いので、そちらへ足が向きますね。
事前にお買い物メモを中国語で訳して書いて、いざ出陣。
マンションには通勤・お買い物バスがあったので
それに乗って出かけます。
流石に毎日買い物に行かれないので、
折りたたみ式ミニカートと保冷剤、保冷バッグを持って
まずは3日分の食材狙いの戦闘体制ですね。
向かうのは日本人が多く住む地区にある
フランス系スーパー、カルフール。
現地では「家来福(ジャラフー)」と読みます。
まずは着いたら1階のフードコート(大食代)で腹ごしらえ。
買い物を済ませた後に荷物を持っての行動は危険なので
先に済ませます。(一人お買い物あるある)
中央のカード売り場でデポジット付きのカードを購入。
フードコート内の食べ物をブースごとに注文、支払うシステムです。
この大食代、市内数カ所にあるので、
どの場所でも使え、とても便利にしていました。
気になる食べ物を指さし、値段を聞き、買う、並ぶ、もらう。
空いているテーブル席で食べて。
たいだい、食べ終わらないうちに、お掃除さんがやってきて
食べるのをせかされる・・・なんて構図です(笑)
なんとも簡単なシステムなのですが、
困るのは味。
恐るべし中国のフードコート。
日式ラーメン、牛丼、お一人様用火鍋はもちろん、
寿司、イタリアン、点心などなど。
ありとあらゆる食べ物が並びます。
困ったことに、
見た目だけでは、甘いのか、辛いのか。
結構、経験値を積まないとわからないのです。
そこで、覚えた言葉が
「甜的マ(テンダマ)? 威的マ(シエンダマ)?」(甘いの?しょっぱいの?)
中国語で
甘いは「甜(tian)」、塩辛いは「咸 (xián)」。
赤いからといって辛いとは限らず、
白いからといって、塩味というわけではあらず。
悩んだときは、
お姉さん達がハフハフおいしそうに食べている席の隣に座って、
ものを指しては、どこの店で買ったか聞いて、
「甜的マ? 威的マ?」と味を確認し購入(笑)
食べ物を目の前に困っていると、みんな優しく教えてくれます(経験談)。
いろいろ挑戦してみましたが、
臭い豆腐だけは、とうとう食べられませんでした。
今では懐かしい思い出です。
今回は試作で、花びらを模した、花弁餃子を作ってみました。
近く、メニューにアップします。
この花弁餃子、
周りにヒラヒラと、バランス良く作るのに少しコツがいります。
指先で調整。
餃子も甘い餡を包んでお茶請けに登場。
奥の餃子は黒砂糖とナッツが入った優しい味です。
アメリカンスイーツでも、
ブラウンシュガーとナッツの組み合わせは人気!
カップケーキはもちろん、棒状に仕上げたバータイプも人気でした。
場所が変われば形も変わりますね。
この記事へのコメントはありません。