こんにちは。
国境のない粉モノ教室 Ys Table おおきもとようこ です。
この季節、ピンク色の新しょうがが出回る時期ですね。
今年は梅雨が長引いていますが、爽やかな風味を楽しんでみませんか?
新しょうがと甘酢、ガラス瓶があれば作れます。
買うのは簡単ですが、自分好みにちょっと変えてみる。
そんな小さな手間を楽しむのもそう悪くありませんよ、
目次
1.地球の裏の「ないない生活」から始まって
幼いときの記憶とは忘れられないもので、
小学生当時、家族の都合で日本の真裏の国に住んでいました。
飛行機に乗って30時間以上。時差はちょうど12時間。
日本のモノはとても貴重でした。
私の住んでいた街に日系雑貨店は1軒だけ。
日本人の多いサンパウロから週に1回、
陸路小さなトラックで商品が運ばれてきます。
もしその週のトラックに商品がなかったら、
「その週は欠品!」
納豆も、みそも醤油も。豆腐も。
日本のお菓子も本も雑貨も、ない、ない、ない!(爆)
日本で暮らしていたらまず欠品しないようなものが
そう!ないものは、ないのです!(笑)
そして、次いつ手に入るかもわからない(爆)
となると、解決方法は2つ。
①あきらめて現地のモノでまかなう
②自分で作る
現地は農業州なので、牛肉は困ることはありません。
野菜も豊富にあるとはいえ、小学生だった私たちのお弁当作りもあり、
母は大変な毎日だったと思います。
こんな「ないない生活」が3年も続いたので、
押さないながらにも私の心の片隅に、いつもどこかで
「これはどうやって作るのだろう?」と
作り方に関心がありました。
それが「食への興味」の始まりだったような気がします。
2.【レシピ】小さな手間を楽しむ:新しょうがの甘酢漬
(ピンクの部分が少なかったようで、茶色が強いですね)
時は巡っていま、
私は働き盛り世代とシニア世代のちょうど真ん中、
サンドイッチ世代にあたります。
今は買えばなんでもすぐ手に入りますが、
心の片隅にあった、「自分で作ってみたい」という気持ちが時々うずきます。
それに、少し手を加えて自分好みを作りたい~なんて欲もでています(笑)
今は忙しくて作る時間がない次の世代に
いつか味のバトンが渡せるように、
備忘録として残しておこうと思います。
◇新しょうがの甘酢漬◇
<材料>
・新しょうが 600g
A米酢 270ml
A塩 小1 1/2
A砂糖 大1 1/2
・保存容器
①新しょうがの下処理
痛みやすいので、新鮮なモノを購入すること。
買ってきたら、なるべく早めに下処理するとよい。
まず、大きな節に切ってから、さっと洗う。茶色い部分は切り落とす。
ピンク色の部分は少し残す程度に切り残す。
包丁やスライサーを使って、繊維に沿ってできるだけ薄くスライスする。
②鍋にタップリの湯を沸かし、切った新しょうがをいれ、1~2分ゆでる。
ゆであがったら、できるだけ大きなザルに重ならないようにあけ、さます。
③瓶を消毒しておく。Aをボールに入れ溶かしておく。
しょうがが冷めたら、きれいなペーパーで包みながら水気をしっかり切り、瓶に入れる。
甘酢をしょうがをほぐしながら注ぎ入れる。
1日後から食べられる。冷蔵庫で2ヶ月くらい保管可能。
※薄く切った方が食感が柔らかく食べやすい。
※甘酢が足りなかったら追加で作りたすこと。全体に甘酢に漬かるようにする。
※ピンクの部分が入る量により、色が変わる。
※甘酢はサラダ、寿司酢などにも利用可能。
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