こんにちは。
国境のない粉モノ教室 Ys Table おおきもとようこ です。
9月オンラインレッスンでは、
上海のB級グルメ、「焼き小籠包」を作っていきます。
実はこの「焼き小籠包」、
中国では、「焼き小籠包」とはよばず、
「生煎包(シェンジェンバオ)」または、
「水煎包(スイシェンバオ)」
とよばれています。
「煎」の漢字は、薄く油をひいて焼く・・・という意味。
「生煎包」も「水煎包」も、どちらも
焼き餃子のように、外側をカリッと焼き付ける調理方法です。
つまり、
この3つは実は、すべて同じモノなんです!(笑)
日本にこの「生煎包」が入ってきた時に、よい呼び名がなく、
かといって、中国語のままでは、日本人には発音がちょっと難しい。
(シェンジェンバオって読みにくいですよね)
(私個人的には、「生煎包シェンジェンバオ」とよびたいところですが・・・。)
そこで、
「形が似ているから『小籠包を焼いたもの』!ということにしよう!」
といった具合で、
「焼き小籠包」
になってしまったのではないかな?と推測しています。
ぜひ、中華街などへ出向いた時は、
「焼き小籠包」を売っている店の近くで探してみて下さい。
もしかしたら、のぼりのどこかに小さく
「生煎包」とか「水煎包」と書いてあるかもしれませんよ。
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でもこれで解決!とはなりません(泣)
この「焼き小籠包」という名がちょっと誤解をまねきそうなんですね(笑)
というのは、
「小籠包」を焼いたら「焼き小籠包(生煎包、水煎包)」になるか?
といったら、ならないんです!
実はこの二つ、皮の配合がまったく違う食べ物なのです。
(お店にもよりますが、基本は異なる製法のことが多いようです)
「小籠包」の皮は、
とても薄く、伸びやすい生地を使い、
たっぷりのスープゼリーが入った肉あんを包みます。
蒸し器から出したばかりの小籠包はとても柔らかいので、
レンゲを使って、箸でそっとつまみ運びます。
千切りの生姜と黒酢をが添えられてきますので軽くつけて。
端からスープを軽く吸ってから口に入れましょう。
気をつけないと大ヤケドするくらい熱いですよ~!
それに対し、「焼き小籠包(生煎包、水煎包)」の生地は
少し発酵させた、半発酵の生地。
生地は少し厚みのある、食べ応えのある食感にしています。
大きな鉄鍋に敷きつめてから蒸し焼きに!
餃子と同じようにカリッとした焼き目をつけます。
しっかり味がついているので、そのままでも。
または、小籠包と同じように黒酢をつけて召し上がれ!
<自宅フライパンだとこんな感じ>
<中華街ではこんなに大きな鉄鍋で焼かれています。このお店は2色ですね。>
上海ではこの焼き小籠包の専門店があるくらい大人気!
中のあんも、肉あり、海鮮ありとバラエティーに富んでいるところも
人気のヒミツなんでしょうね。
今でも、現地のhpを、指をくわえてみています(笑)
もともと軽い食事として人気のあった「焼き小籠包」ですが、
外食文化が盛んなこともあり、
早朝から朝食メニューとして屋台で販売されています。
私がよく利用していたバス停の前にはいつも粉モノの屋台がズラリ!
出勤前の人が長い列を作って、生煎包を片手に、
あっという間にビルの中に消えていく様子は、
いまでも思い出す、朝の光景です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【9月オンラインレッスンはこちら】
①もう中華街で並ばなくても大丈夫!
自宅で味わう上海B級グルメ
焼き小籠包
②レタスを使った 辛くないサイドメニュー1品
2020年
9月13日日 13 : 30〜15: 30 リクエスト追加日程
9月15日火 13:00~15:00
9月16日水 16:00~18:00
9月23日水 16:00~18:00
9月24日木 16:00~18:00
9月29日火 13:00~15:00
9月30日水 13:00~15:00 リクエスト追加日程
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