こんにちは。

もう一度食べてみたい!

NYローカルのベーグル・デリ・スイーツを再現するパン教室

Ys Tableワイズテーブル

おおきもとようこ です。


 

毎年11月第3木曜日はサンクスギビング。

今年は11月23日。あと1週間ですね。

日本でも最近はこの行事を取り入れている企業も増えて、楽しくなってきました。

 

ハロウィンが終わったら、次はクリスマス?

でもその前に、家族に大事なイベントが、このThanksgiving 感謝祭です。

 

 

アメリカでは多くの州が9月から新学期。

進級、進学。新しい環境へのスタートをこの時期に切る人が多いようです。

 

私の住んでいたNYでは、高校卒業後は多くの学生が自宅を出て、大学の寮に入ることから、

「子育ては18歳まで、そしてその後の同居はあまり考えていない」

と考えている人が周りに多いことにビックリ!

 

しかも、大学の授業料は、幼い頃から高校時代までのアルバイト代や成績による奨学金制度(本当に賞金が出るのです)で貯めたお金で賄うことが多く、みんな必死になって奨学金を稼いでいます。

(ちなみにフツーの公立高校ですが。)

 

そんな新しいスタートを切った家族が、新しい世界へ飛び立ち、そして久しぶりに自宅に戻って過ごす楽しい時間。それが、ちょうど3ヶ月過ぎたこのThanksgiving 感謝祭。

 

日本のお正月のように、飛行機はもちろん、長距離バスやアムトラックも激混み!

もちろん、自分で運転して帰ってくる人も。

 

収穫祭という意味合いは薄れ、クリスマスのような宗教的な意味合いも強くないため、友人をディナーに招いたりと、まさにHeart warming event。

 

 

親御さん達はちょっと大人びた我が子が帰ってくるのが本当に待ち遠しくてたまらない様子。

このThanksgivingのシーズンになると、

 

「家族はいつ帰ってくるの?」

 

なんて、会話がとても懐かしく思い出されます。

 

 

 

ちょうどそんな大切な時間を切り取ったような絵が、

「Freedom from Want」( 生活する自由)

 

古き良きアメリカの市民の生活を描いた、

Norman Rockwell ノーマン・ロックウェル〈1994年2月3日ー1978年11月8日)の

「The Four Freedoms」(4つの自由シリーズ)の中の1枚です。

 

 

雑誌The Saturday Evening Post (サンデーイブニングポスト)の表紙を40年以上にわたって飾った、アメリカを代表するイラストレーターとして,生活の一コマを描いてきました。

 

写真を使った写実的なそのタッチは、独特で、とても人気があります。

かくゆう私も、高校時代からのBIG FUN!

 

 

パッと見ると、単純にThanksgivingのワンシーンを描いた、明るめの絵ですが、実は第2次世界大戦時、アメリカ大統領ルーズベルトの演説からヒントを得た「The Four Freedoms]シリーズ。

 

「Freedom of Speech」(言論の自由)

「Freedom  to Worship」(信仰の自由)

「Freedom from Fear]」(平和への自由)

そしてこの、

「Freedom from Want」(生活する自由)

 

ほのぼのとしたこの絵、実は第2次世界大戦の戦時公債のポスターだったと聞くと、少し複雑ですね。

 

 

この絵4枚のサイズは、約116.2 cm ×約 90 cm 。

かなり大きなモノです。

4枚まとめて、マサチューセッツ州ストックブリッジのノーマンロックウェル博物館に飾られています。

 

もういちど訪れたい、緑多い小さな街です。

 

 

今年のThanksgivingはローストチキンを焼く予定。

スタッフィング入れずに、レモンとローズマリーでシンプルに焼き上げます。

サイドは、ローストした野菜、Rogerに教わったスキャロップポテトサラダとキャロットサラダの予定。

コーンミールをたっぷり混ぜたロールも作りましょう。

 

 

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